青少年の主張(その3)

リュウさん通信「プロフィール」の項、63歳のまま2ヵ月が経っていた。その間、年齢詐称を犯してしまった。気づいて早速、更新して貰った。

会社説明会が二つ続いた。これは学生向け。今日のリュウさん通信は高校生向け。 南日本新聞の企画「私の論/議」に、「求職高校生諸君、舞台を広げよう」と題して投稿。ボツにならず掲載された。
しかも、な、なんと!☆ 頼まれて書いたワケではないのにギャラを頂戴した。
書けと言って、ギャラなし! 写真を撮れと指示しながらカメラは自分で買え・・・! 

リュウさん通信を書けと言った面々は、南日本新聞社を見習うべきだ。

と、いまでこそ、こんな冗談を言えるが、当時の就職内定率はかつてない低さ。平成16年暮れ。その年、9月末現在の県内高校生就職内定率は26%。本人や親御さんの心情を思うと気が重い。反面、錦を飾る、の言葉を聞いて育った世代には腑に落ちない。甘えのようなものも感じた。
生まれ育った地元に職を求める傾向が強いようだ。
投稿曰く、

「進路を就職に決めておられる高校生の皆さん、県外に就職してみませんか。そして、10年ほど経ってから鹿児島に戻ってきませんか」

10月末の内定率が45.7%と報じられた。比率で、求職100名に50人分しか求人が無い、ほぼ半数の求職高校生に求人がないのか、と思ってしまう。

「よくよく統計を見ますと、求職者が5,596名。これに対して県外も含めた求人数は21,402人です。お一人に対し4倍弱の求人がある計算になります」
いまの高校生は、何故県内に留まりたいのだろうか。一度でも県外に出てみようとは思わないのだろうか。
当社の面接で、ある高校生は次のように答えた。
『ここまで育てて貰った。地元に就職して親に恩返しをします』。
恩を返すことは立派だ。本来、家族というものは一緒に暮らすべきだ。
こういう答もあった。
『地元に就職すれば親にクルマを買って貰えます』。
少子化のせいもあろう。手許におきたい、親心。
「皆さんのご両親は、同居して面倒を見なければならないほどご高齢ですか。しばらく親もとを離れてみませんか。離れて有難さが分かることも親孝行につながります。これまで、あなたの舞台は鹿児島でした。県外にはまた違った舞台があります。県外就職で二つのステージが体験できます」
9月末26%。10月に約半分。卒業が近づくほど内定率が上がるのは、希望職種を諦めて不本意な職種に変更することも原因のようだ。これは『就社』につながる。
採用側の悩みは、入社しても長続きしないこと。不本意な職種で就社したミスマッチもその要因であろう。職業に就く『就職』をすべきだ。

「選択肢を県外にも広げてみましょう。あなた方就職希望者約5,600名に対し、県外から延べ19,700人のプロポーズがあるのです。この中に希望職種があるのではないですか」

当時、鹿児島県中小企業団体中央会調べは、「人材確保にあたって地元企業の約半分、47.8%の企業が新卒採用を抑え、即戦力を求める傾向にある」と発表した。

「経験を積み、逞しい戦力となって鹿児島に戻れば再就職も難しくはないでしょう。そこではじめて、ご家族と一緒の郷土鹿児島であなたのゲンキを発揮しませんか」

「中途採用」については昔、ミサワホームの三澤社長がこう言われたというエピソードがある。
「今度入社したあの人材は、前の会社がいままで給料まで払ってくれて、我が社のために育ててくださったのだ」


 
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自己実現

リージョン3号

地域ブランディング情報誌「リージョン」第3号が上梓された。

JR九州の新幹線「つばめ」や駅舎のデザインもされる水戸岡鋭治さんを取材した記事もある。
よくぞこんな大物のアポがとれたものだ。
氏の「僕は『つばめ』のデザイナー」(講談社)を読んだ。
心優しい方だ。
小学生にもよく分かるように書かれている。
ほんの一部、要旨曰く、
『ヨーロッパの村や街が美しいのは、その土地、土地の素材を生かしているからだ。
地域で循環している自然の色だからバランスがいい。
そう、デザインされたモノが国際的な力を持って、ブランドになったりしていく。
新幹線「つばめ」にも八代特産の藺草(いぐさ)を縄のれんにするなど、「九州らしさ」を表現するために地域の素材を採り入れた』と仰る。

リージョン3号も負けずに、枕崎などの南薩摩にスポットを当てるなど、地域ブランディングを少しずつ推し進めている。
リュウさん通信では、会社説明会でも学生に語りかけるなど「自己実現」という言葉を頻繁に使った。
・・・自己実現とは、一体なんぞや。
「欲求の五段階説」はアメリカの心理学者、アブラハム・マズローが唱えた人生の哲理。
人間には五段階の欲求があり、成長とともにこの五段階を通る。
最終段階が、自己実現の欲求
マズロー「欲求の五段階」を復習してみる。

第一段階は『生理的欲求』
空腹は嫌だ。
食べていきたい。
敗戦からの数年、日本は国家も国民もこの段階が続いた。
生理的欲求が満ち足りると次の段階にランクアップする。

二段目が『安全の欲求』
病気はしたくない。
安全に屋根の下で生活したい。
戦争はいやだ。
地震、火事などの災害も避けたい。
自分の身を守るための安全の欲求。
この二つの段階は生きる上での衣食住等の根源的な欲求。

その上が『社会的欲求』、『親和、所属の欲求』
今までは、生活ができ安全があればいい。
それだけでは心が満ちない。
他人と関わりたい、コミュニティーをしたい、集団帰属の欲求。

マズローの法則第四段階は『自我の欲求』
集団から価値ある存在と認められ尊敬されることを求める「認知欲求」、「承認の欲求」。
「愛の欲求」ともいう。
恋人に認められることも社会的な自我の欲求。
高めあうものがあるからこそ相手から認められて行く。

最後が『自己実現の欲求』
自分の能力や可能性を発揮し、創造的活動や自己の成長を図りたいと思う欲求。
個々人に留まらず、新婚家庭も、そして新入社員や勇躍起業した事業所、国家や団体もこのコースを辿る。
職務であれ家族であれ、自己実現意欲と二人連れであればこそ「生き甲斐」や「やり甲斐」が生まれ、人生はハッピーだ。

さて、自分は、はたまた我が社はいま、どの段階に居るのだろうか。


渕上印刷事務所風景(昭和26年頃と現在)
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自動活字鋳造機(昭和26年頃)
自動活字鋳造機
輪転機(現在)
輪転機

 
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